Evil Controllers カスタムPS5デュアルセンスコントローラー レビュー

エビル コントローラー製PS5 DualSense(デュアルセンス)カスタムコントローラーのレビューです。
背面ボタン4つと「タクタイルトリガー(スマートトリガー)」を搭載したモデルのレビューです。

3月に受注が始まった「Evil Controllers」カスタムPS5コントローラーを「AimControllersエイムコントローラーのレビューはこちら)」とも比較しながらレビューしていきます。

今回のカスタマイズ内容

Faceplates
Black Silver Carbon Fiber
Trim
Stock
Pro Gaming Features
(4) SHIFT Buttons
SHIFT Remapping
Remapping – REASSIGN ANY INPUT
Thumbsticks
Evil Sticks
Mod Option
NO MODS – ESPORTS TOURNAMENT APPROVED
Must Have Tactile Features
Tactile Triggers
Thumbstick Tension
Right Pro Tension (200g)

外観

現状ではカスタマイズできる部分は限られており、フロントのメインフェイスプレート・スティックのあるトリム部分、十字キー、□○×△のボタンのみと「AimControllers(エイムコントローラー)」よりも少なくなっています。

今回選択したフェイスプレート「Black Silver Carbon Fiber」はクリア層がある。ボタン類やトリム部は「DualSense」デフォルト。

背面ボタン

「Evil Controllers」では、ボタンは2つまたは4つ選択でき、リマッピング機能の有無も選択できますが、現状ではボタンのみの提供でパドルはオプション設定ができません。また、背面ボタンを搭載するとデフォルトで振動機能は取り除かれます。
(※分解したわけではないので正確ではない可能性がありますが、振動の重りの部分のみ取り除かれている印象で、モーター駆動らしき振動がわずかに動くのを感じます。)
ボタン自体は「カチッ」とした押し心地で悪くはないものの、「AimControllers」のパドルのように自然に指が置ける感じではなく、使いやすさという点では「AimControllers」が上だと感じました。(手の大きさは中指先から手首まで約18センチです。慣れの問題もあると思います。)

もう少し上ボタンが上にあると良かった気もします

スティックテンション

「Evil Controllers」では、スティックの抵抗を変更することが出来ます。
今回右スティックのみ変更しており、重さは200gのようですが、「Battle Beaver Customs」の160gよりは軽い印象がします。ここについては、「AimControllers」では提供していないオプションです。

注文時には「Evil Sticks」にしていたのですが、どうもDualSenseには従来の「Evil Sticks」が対応していないようで、その部分のみ返金があり、DualSense標準のスティックになっていました。「Evil Sticks」はかなり指の滑り止めの効果が高く、使いやすいので少し残念なところですが、いつか対応すると思われます。

「タクタイルトリガー」と「アダプティブトリガー」

今回、L2R2のトリガーを「タクタイルトリガー(Tactile Triggers)」に変更しました。
これは他社では「スマートトリガー(Smart Triggers)」「デジタルトリガー(Digital Triggers)」と呼ばれているもので、簡単に説明すれば、トリガーの深い動きをなくしボタン化することで連打しやすくなったり指の負担を減らすというものです。

これと機能的に反するものが「アダプティブトリガー」です。
当然「アダプティブトリガー」としての機能は失われることになり、例えば、PS5専用ゲームである「Returnal(リターナル)」では、エイムボタンであるL2が2段階になっており、浅く押したときは通常の射撃、深く押したときはセカンダリファイア(特殊な射撃)と機能が変わりますが、「タクタイルトリガー」にすると常に深押ししたのと同じ状態になります。これはエイムしながら通常の射撃をすることが出来なくなるということになります。(幸いリターナルの場合はそれほど大きな影響ではないのですが)
ゲームによってはクリティカルな問題となる可能性もあるかと思います。

「Evil Controllers」の「タクタイルトリガー」の実装については、どうも「アダプティブトリガー」としての調整機能は生きているようで、機械的に何かが動いているのは感じます。実は若干この影響が出ているのを感じていて、通常、電源がOFFの状態では、L2/R2に押し心地の差は感じられないのですが、ゲームをやっていると、その押し心地がわずかに変わるときがあります。

「EvilControllers(エビルコントローラー)」のリマッピング(ボタン割り当て)方法

まず、タッチパッドを押します。
そのまま、割り当てたい背面ボタンを数秒押したままにします。(タッチパッドと割り当てしたい背面ボタンの両方)
数秒後にLEDが点滅するので、その後に割り当てしたいボタンを押します。再度LEDが点滅するので、これで終了です。

今後への期待

現時点では最低限必要なカスタマイズは提供しているものの、「Evil Sticks」など欠けているものもあり、それらへの対応と更なる外観カスタマイズの充実が望まれるところだと思います。

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