Flydigi 『Vader 4 Pro』コントローラー レビュー
ホールエフェクトスティックやスティックテンション(抵抗)の変更、トリガーストップなど非常に多機能なFlydigi社製『Vader 4 Pro』のレビューです。
多彩かつ柔軟な設定が可能な各機能
ホールエフェクトスティックとスティックテンションの調整機能
スティックドリフトが起きにくいとされ、磁気によるスティックの動作判定が行われるホールエフェクトスティックが採用されています。これはここ1〜2年のトレンドで採用は当然かと思います。
また、そこにスティックテンション(スティックの重さ)を変化させる機能もあります。スティック周りのグレーの部分を回転させることで調整が可能です。回転機構自体は重めになっているため、よほど変な触り方をしない限り操作中にテンションが変わってしまうということはないと思います。
またソフトウェアによるデッドゾーンやスティックカーブ、判定範囲(一般的なアナログスティックのように円形範囲か矩形範囲)など多岐にわたる設定が可能です。
スティック自体も交換可能で別売りとはなりますが、2種類の高さが含まれるオプションが存在します。
トリガーストップ
押し込みが小さくて済むトリガーストップも搭載しています。トリガーストップを有効にした際にはタクタイル感(クリック感)があるタイプになります。また、あまり必要性は感じませんが振動機能もあります。(ON/OFF可能)
追加ボタン
背面にM1〜M4の4ボタン、正面ABボタンの下部少し離れた箇所にC,Zの2ボタンの合計6ボタンが追加されています。ただし、背面ボタンについては4つのボタンが水平に配置されているため、内側の2つについては使いにくいです。また、C,Zボタンも少し離れた位置にあるため、若干使いにくい位置と言えると思います。C,Zが邪魔なのではと思う方もいるかもしれませんが、まったくそのようなことはありません。
メカニカルキー
ABXY、十字キー、背面ボタンにはマイクロスイッチが採用されています。(クリック感のあるもの)このあたりも現代のコントローラーのトレンドの一つと言える部分でしょうか。
まとめ
設定アプリは、日本語にも対応しており、本家中国のサイトからのダウンロードと若干の不安感は拭えませんが、非常に高機能でソフトウェアでの設定項目も細かくカスタマイズ可能となっており、非常に好印象です。(設定アプリ『Flydigi Space』のダウンロードはこちら)
少なくとも現時点で最高峰のコントローラーと言えると思います。
一方で背面ボタンのレイアウトやC,Zボタンの存在など、実際に人が使用する部分での使い勝手という点では設計が考慮されていないと感じる部分もあり、細かな点を指摘するとABXYボタンのラベルが見にくいと感じます。
価格面もそれほど高額ではないので、おすすめの商品と言えます。
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