Sherlock Holmes Chapter One(シャーロック・ホームズ チャプター1) レビュー
Frogwares開発のアクションアドベンチャーゲームで若き日のシャーロック・ホームズを描く「Sherlock Holmes Chapter One」のレビューです。
ストーリー
主人公シャーロック・ホームズが子どもの頃に過ごしたコルドナ島を舞台になぜか当時の記憶が曖昧だったり隠されていた母親の死の真相を、相棒のジョン(有名なワトソンではない)と共に探る物語で、その過程でいくつもの事件を解決していくというのが流れとなります。
本作はオープンワールドで構築されており、基本的にはほぼ街全体がエリアとなっています。かなり入り組んだ町並みなので、ファストトラベルはあるものの、ミニマップがないのは不便だと感じました。
またPS5でのプレイでしたが、明らかに街中でフレームレートが低下する場面が多発し、最適化不足を感じます。
事件解決とシステム
基本的には、様々な方法で証拠を集め、最終的に解決または、答えを導き出すという流れになっており、証拠集めの過程には薬品による分析、オブジェクト・人物の観察・会話から情報を得たり等いろいろなパターンが用意されています。
様々な証拠や情報をいろいろな手段を使って集めて最終的には事件であれば犯人を糾弾したり警察に報告したりします。
ただし、犯人を特定するのにあたって絶対的な証拠が存在しません。これは敢えてそういう作りにしているんだと思いますが、自分の選択が正しかったのかの情報もなく若干もやもや感が残ります。
事件解決の過程で無駄なことなどもやっているとジョンの評価が下がるようですが、下がったところで何が変化するのかはよくわかりません。
アクション面
一応。アクションアドベンチャーとはなっていますが、アクション面については、それほど深いものではありません。実際に動画を見て頂くのが一番早いと思います。
相手を確保するには、体のどこかにある黄色く光る部位を狙って撃ち、一定時間の間に直接攻撃すると気絶させることが出来ます。オブジェクトを撃つこともでき、またR1ボタンで弱点部位を撃つのと同じ効果を発揮します。(ただし、時間経過で利用できるようになるので頻繁には使えません。)
シャーロックは銃を持っているので当然、銃殺することも可能ですが、ジョンの評価が下がります。
まとめ
Frogwaresスタジオがどの程度の規模なのかわかりませんが、価格的にもインディー作品とメジャー作品の間という感じで、会話シーンなど頑張っているものの、キャラクターのアニメーションやフェイスアニメーションのぎこちなさなど、インディー感を感じる部分もあります。事件調査の部分やストーリー部分はよく出来ているので、アクション面はあまり期待せずにアドベンチャー部が好きな方にはおすすめできる作品だと思います。
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