SONY INZONE H9 レビュー(PS5接続編)
SONYのゲーミングブランド「INZONE」よりリリースされた「INZONE H9」ヘッドセットのレビューPS5接続編です。基本機能・音質&PC接続編はこちらよりご確認ください。
USBレシーバーのスイッチ
「INZONE H9」ではUSBレシーバーにPC/PS5の切り替えスイッチがあります。
このモード切替によるPS5での利用による違いを検証してみました。
レシーバーのモードが「PC」の場合
PS5側のボリュームと連動していなく、ヘッドセット側・PS5側でそれぞれ個別に機能します。
GAME/CHATバランスはPS5側のものは無効となり、H9本体側だけで設定可能となります。
マイクレベルの調整はPS5側で可能で、マイクミュートについては、PS5側とH9側で別々に処理されます。。要するに、PS5側のミュート機能自体をOFFにした上でフリップアップマイクを下ろして初めてマイクが有効となり、2重でミュートがかかるような感じになります。
PS5とはレシーバーを通じた無線接続、BluetoothでMacと接続した場合は、GAME/CHATのバランスはH9側で可能でマイク音声はBluetooth側に持っていかれます。
この挙動自体は、Bluetooth接続側でDiscordなどVCソフトを利用しつつ、PS5のゲームサウンドが聴ける形になるので正解だと考えており、ある意味PCモードとして考えれば普通の挙動だと思います。
レシーバーモードが「PS5」の場合
レシーバーをPS5モードで接続した場合は、ボリュームやGAME/CHATバランスはPS5側と連動します。
マイクもフリップアップマイクの操作だけでON/OFFが可能で本体やコントローラーのミュートボタンを操作する必要はありません。
Bluetooth機器との同時接続時は、GAME/CHATバランスが機能しなくなります。これを正確に記載すると、GAME側(PS5)のボリューム調整だけ機能する形となります。(Bluetooth側のボリュームは変化しない)
ただし、マイク音声がBluetooth側に持っていかれるのは、PCモード同様です。
その他
PCモードとPS5モードで音質に差があるかと一瞬感じましたが、単純にボリュームの基準が異なるだけのような気もする感じで判断が難しいところです。いずれも明らかに音質が落ちたとかの印象はないので、そこは安心して使える部分だと思います。
このモードによる挙動の違いは使用者の環境や目的合わせて設定してやればいいのかなと感じます。
PS5でゲームをしつつDiscordなどでVCを利用する場合は「PC」モードの方が調整がしやすいと感じ、単純にPS5だけで利用するということであれば「PS5」モードで利用するのが最適です。
いずれのモードでもPS5側のイコライザー機能は機能しなくなる(設定項目自体が表示されない)のが残念なところでよりPCのみ利用できる「INZONE Hub」のようなものがPS5で利用できればと感じるところです。
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