eXtremeRate 背面ボタンキット&スマートトリガーキット レビュー

eXtremeRateの背面ボタンキットである「eXtremeRate Black Rubberized Grip Programable RISE 2.0 Remap Kit」と、いわゆるスマートトリガーまたはデジタルトリガーとメーカーによって異なる名称になるL、Rボタンをクリック感のあるボタンに変更する「Clicky Hair Trigger Kit for PS5 Controller」を簡単にレビューしていきます。

eXtremeRate

このメーカーの製品はパーツのみで販売しており、コントローラーへの組み込みは自分で行うものです。
その分、カスタムコントローラーなどを購入するよりは、かなり安く背面ボタンの導入などが可能となっているという製品です。また、見た目をカスタマイズするパーツも多くリリースされており、PS5、PS4、Xbox、Swicth用に各種パーツが販売されています。

Black Rubberized Grip Programable RISE 2.0 Remap Kit

現時点(2021年11月)で、PS5のコントローラーには「BDM-010」「BDM-020」と大きく分けて2種類存在し、初期バージョンが「BDM-010」となります。おそらく現在販売されているもののほとんどが「BDM-020」ということになるんだと思います。

今回の製品キットは、どちらの型番のコントローラーにも対応したキットとなっているもので、リマッピング可能なボタンは、D-Pad(十字キー)、□△○×、L1, L2, R1, R2, L3, R3、タッチパッドとなっており、この中でL3、R3、タッチパッドをリマッピングしたい場合のみハンダごてによる作業が必要なりますが、逆にこの3ボタンのリマッピングが必要なければ、かなり簡単だと思います。

今回自分の場合は、L3,R3のリマッピングを有効にしたかったので、この部分のみハンダで処理しました。
(ハンダごてを触るのがかなり久しぶりな初心者でも一応は対応できました。)

このキットには、ドライバーなどコントローラーの分解に必要なツールも含まれているのはかなり便利です。(ハンダごては含まれていません。

「Black Rubberized Grip Programable RISE 2.0 Remap Kit」。左右のグリップ部も純正とは異なりますが、このキットは、コントローラーの背面部まるごと変更することになります。

このキットがBattle Beaver CustomsAimControllersのカスタムコントローラーと大きく異なるのは、ボタン自体がコントローラー本体に内蔵されるか外部に設置する形になるのかという点です。
「eXtremeRate RISE 2.0 Remap Kit」は、ボタンを含む基盤自体が外部になるので、背面に出っ張りが出来てしまいます。人によってはこの中央の箱形のものが気になることもあるかもしれませんが、自分は思っていたより気にならないものでした。

実際には背面ボタンというよりは背面”パドル”というべき構造で、指は中指で操作する形になるではと思います。
感触としては「カチッ」としっかりとしたクリック感があるタイプです。
どうもこのパドルを強く押しすぎると折れてしまうことがあるようで、現在では、パドルが金属のバージョンも発売されています。
また、来年には4ボタンバージョンの発売も予定されているようで、すでにeXtremeRateの製品で組み込み済みコントローラーを販売している「Hexgaming」では販売が開始されています。(レビュー予定です!)

キットの組み込み方法については、公式のもので非常に細かく説明されているので、これ以上にわかりやすいものはないと思います。

Clicky Hair Trigger Kit for PS5 Controller

L1,L2,R1,R2のボタンを差し替えるもので、メーカーによっては「スマートトリガー」や「デジタルトリガー」と言われるものに相当するキットです。
特に深い押し込みを必要するL2,R2の押し込みを浅くすることで反応しやすく、連射しやすくしたり指の負担を軽減させるものです。
他社同様ですが、PS5のコントローラーである「DualSense」の場合は「アダプティブトリガー」の機能は無効になります。(ただし、若干押し心地が変わる程度に動作してしまうようなので、それぞれのトリガーに存在するモーターへの配線を切ってしまうと完全に動作しなくなり、いつでも同じクリック感のあるトリガーになります。

このキットにハンダごては必要ありません。

クリック感はというと、背面ボタンほどのクリック感はありませんが、間違いなく純正ボタンよりはクリック感があり、押し込みもかなり浅くなります。eXtremeRate公式よると、L1,R1が0.5mm、L2,R2が2mmにまで浅くなるとのことです。

このキットも「BDM-010」「BDM-020」で別製品となっているようなので購入の際にはご注意ください。
(このキットにもコントローラー分解用のツールが付属しています。)

その他

写真でお分かりになると思いますが、今回、フェイスプレート、ボタン(これは分かりにくいですが)もeXtremeRateのものに交換してしまいました。上記2キット自体もその質感は素晴らしいのですが、フェイスプレートも非常に質感高く感じます。

正規価格での購入には、Amazon.comか公式の販売サイト「GamingCobra」などなり、海外通販となるので若干敷居は高いかもしれませんが、安く背面ボタンなどを導入できるというメリットはあると思います。

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