GSP 601(GSP 600)レビュー

EPOS I SENNHEISERのカラーバリエーションモデルである、「GSP 601」と「GSP 602」が発売された「GSP 600」ですが、今回「GSP 601」のレビューをお届けします。

スペック

まずは簡単にスペック比較。

GSP-601MMX300
周波数特性10~30,000 Hz5 – 35,000 Hz
インピーダンス28 ohms32 ohms
音圧レベル112 dB SPL @ 1 kHz、1V RMS96 dB
重量395g332 g
マイク周波数10–18,000 Hz30 – 18,000 Hz
指向性単一指向性単一指向性

装着感

あまりいいとは思いませんでした。
有線ヘッドホンとしては重めなので、頭頂部への負担を感じることもありました。さらにハウジングが縦長の形状なのもあり、かなり狭いです。

サウンド面の比較

ここでは、T5P、ATH-A2000Z、「MMX300」(レビューはこちら)と比較します。
DACは「GameDAC」(レビューはこちら)と「Fostex HP-A8」を使用していますが、音の傾向としてはどちらのDACでも変わりませんでした。

「MMX300」よりはフラットな印象です。
低音が一番強いのは「MMX300」でしたが、すごく差が大きいということはありません。T5P、ATH-A2000Zについては、かなりフラットで高音に特徴のあるヘッドホンなので、これは予想できました。

「GSP 601」は一番音の鳴りが近い印象。このことが原因なのか、ハウジングが狭いのが原因なのか、音に広がりがありません。

空気感というか広がりを感じるのは、T5P、ATH-A2000Z。
いずれも非常に綺麗なサウンドです。

「GSP 601」は、解像度は4製品の中では一番低い印象。

「GameDAC」のサラウンドと「GSP 601」はあまり相性が良くないのかも知れません。
お風呂感が出てしまうというか、特に銃声などが不自然な鳴り方をしている気がします。(ゲームに依存するのかも知れません)

まとめ

SENNHEISERは音楽向け製品もリリースしているメーカーだったのですが、個人的には期待していたほどではありませんでした。
デザインのかっこよさやフリップアップマイク、イヤーカップにあるボリューム(自分はDACのほうで操作するので必要ない)などにどれほどの価値を感じるかということになりそうです。

自分は「MMX300」をメインに使用していくと思います。

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