SteelSeries ゲーミングDAC GameDAC Gen 2簡易レビュー

SteelSeries 最新のDACとなる「GameDAC Gen 2」をGen 1との比較を交えながらレビューしていきます。
「GameDAC Gen 1」のレビューはこちら

DACチップの違いと音質

「GameDAC Gen 1」ではES9018だった心臓部とも言えるDACチップが「GameDAC Gen 2」では、より新しい世代のES9218PQ40へと進化しています。SN比の向上などスペック上の数値の変化はこれによるものですが、いずれも同じESS社のチップということで音質的な傾向に大きな差は見られないと感じました。
ただし、高音部において、より精細な表現が可能になっているとは感じます。

完全な後継機ではない点に注意

「GameDAC Gen 1」と比較すると目立つところで端子の違いがあります。
「GameDAC Gen 1」では、USBとオプティカル端子が搭載されていましたが、「GameDAC Gen 2」ではUSB Type-Cを2つと変更されています。

「GameDAC Gen 2」でもUSB Type-Cで2台の機種へ接続できますが、同時に利用できるというだけではなく、あくまでも接続された機種のどちらを利用するかのスイッチングをDACから設定できるというだけです。

一方、「GameDAC Gen 1」ではUSBとオプティカル端子を同時利用することが可能で2種のデバイスのサウンドを同時に鳴らすことが可能でした。

「GameDAC Gen 2」ではこのミックス機能がDACからは削除されており、ヘッドセット側のBluetoothでの同時接続への変更されています。
よって、単体販売されている「GameDAC Gen 2」のみでは複数機器のミックス機能は利用できません。

また、サラウンド機能も「GameDAC Gen 2」からは削除されており、同社ソフトウェアである「Sonar」による提供となっています。

ゲーム音とチャット音の音量バランスを調整するチャットミックスも「Sonar」による提供となり、DACのダイアルでの調整も「Sonar」との連動になります。(PC環境)

まとめ

単純に高音質なゲーミングDACを求める場合は間違いなく第1候補としても問題ない製品です。
ただし、すでに「GameDAC Gen 1」を所有している場合、音質面だけ考えると乗り換えるほどではないと思います。

環境にも左右されると思いますが「GameDAC Gen 1」ではWindowsやPlayStationなどの起動時にデバイスが認識されないことがありましたが、「GameDAC Gen 2」ではそのような問題は一度も起きていません。安定性も向上しているのかもしれません。

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